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両親の納骨を終えました [家事]

両親の納骨を終えました。

父が綺麗にやり直したお墓です。
墓誌にはまだ兄の名前しかありませんでした。
母は希望していたわけではなく、海に撒いてくれとか本気か冗談かわからないようなことを言っていましたが、間際には任せると言ってくれたので、父母ともに入ってもらいました。

お墓を開けた中には兄の骨が骨壷に入ったまま置いてありました。兄の納骨は父が一人でやったので、遺骨が、お墓の中が、どうなってるか私は知りませんでした。母も知らなかったと思います。
それを見て、父母の骨もそれぞれ骨壷に入れたまま置いてもらいました。

仲良く並んだ両親と兄の骨壷を見て、ここに入ればまた家族と一緒になれ、死んだ後も家族で過ごしているような、家族みんなが仲良く楽しく暮らしていた頃に戻れるような、そんな気持ちになりました。
私の家族は、ボタンのかけ違いのような、小さな小さなすれ違いから、いさかいが絶えない時期がありました。
落ち着いた頃には深い溝が出来ていて、皆が元の仲が良かった頃に戻りたいと思っていたはずなのに、最期までその溝が埋まることはなかったように思います。その思いから、ああならないために私は今何を妻に子供たちにすべきなのかを常に考えていて、そのことが頭から離れません。
家の片付けで昔の写真をたくさん見ています。家族皆が笑顔で写っている写真がたくさん、本当にたくさん、出て来ます。何をしていたら良かったんだろうと考えても、もう戻ることはできないあの頃。
お墓に入れば、あの頃に戻ることが出来るような不思議な気持ちです。
母の骨を海に撒かなくてよかった。自分もここに入れてもらおうと初めて思いました。

残念ながら私には男の子がいません。娘たちはいつか家を出て、このお墓はすぐに無縁墓になるでしょう。家が途切れるのをおそれ、養子を取ってまで家を続けてお墓も維持してきた人たちの気持ちがようやくわかったような気がします。

でもまあ、正直納骨まではお墓には何の思い入れもなく、面倒だと思うことばかりでしたから、男の子がいても同じことを思うでしょうね。

年をとったということですかね。

しん
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母の三回忌 [家事]

母の三回忌が終わりました。

丸2年誰も住んでいない家は、前日の雨もあってカビ臭くなっていました。ケチってエアコンを付けず、掃除機も古いままで掃除もままならない。扇風機も壊れかけのままで読経の間キイキイと音を立てていました。
住んでないから仕方ないとは言え、家がボロくなっていくのを見るのはやはり寂しいですね。

信仰心の薄い私は、これで法事は終わりのつもりです。納骨をすれば後は墓守のみ。
仏壇を移動させればいよいよ実家とも、高校卒業までの18年と、会社員になって長期出張から帰ってきた後に1年半を過ごした家ともお別れです。
まだまだ思い出の品物が山積み。

しっかり思い出を整理して、前に進んでいきたいと思います。

しん
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実家の庭木の伐採 [家事]

実家の庭木を伐採しました。

両親が亡くなって空き家になった実家。
家ももちろん傷みますが、木が伸びるのが困りもの。2年前から実家の庭木の伐採を自分でやっていました。切るのはもちろん捨てるのもとても大変です。袋に軽めに詰められれば母が捨ててくれていたのですが、母亡き今は自分でやるか、誰かに頼まないといけません。
平日に捨てに来るのも大変なので、切ったまま放置してたりしていたのですが、片付けがひと段落した今、もう実家に帰る頻度も減るし、伸び放題になるとご近所にも迷惑がかかる。
シルバー人材センターに断られて紹介された大阪府森林組合に頼んで切ってしまいました。
どうするか考えていたところ、なんか言われてるような気がしたので思い入れのあるユスラウメだけを残してもらいました。
広くて明るい庭になりました。
雑草が伸び放題になっても困るのでクローバーの種を蒔いてきました。

両親と赤ちゃんだった兄が無邪気な笑顔で写っている住み始めた頃の写真の風景に近づいた気がします。
上手くクローバーが育ってくれることを祈っています。

しん
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実家の管理 [家事]

実家を相続しました。
弟とのうるわしき譲り合いのもと、筆頭相続人たる私が相続することになりました。

1969年築の実家はもう築46年。
父が独身時代に節約して貯めたお金を頭金に、ローンを組んで購入したものです。
父は昭和15年に父親、つまり私の祖父を亡くしました。当時父は7歳。保険は下りたそうですが、祖母はその保険金で家を買わずに生活費に充てようとしたそうです。ところが、戦後のインフレで現預金が紙くずになってしまい、食うや食わずやの生活をすることになってしまったそうです。それ以来金銭的に大変苦労して育った父。
その結果、国家に価値を変動させられる現預金が嫌いで不動産への執着が強く、ケチケチと過ごしてお金を貯め、結婚前には建て始めていました。
いわゆる高度成長期に山を開発して出来た郊外の住宅地。母とお見合いをしてすぐに建築中の家を見せたそうです。行き先を告げられず車に乗せられて連れて行かれたと母から聞きました。なかなか着かんけど何処に向かってるんやろか、と不安になる位当時の道路事情では駅から時間がかかったそうです。

今では考えられませんが、建築当初は
土地の周囲に柵がありませんでした。柵は父が作ったそうです。庭木も全て父が植えたもの。特に、玄関の前のユスラウメは亡くなった兄の中学の卒業記念樹。父が亡くなる直前の最後のお花見に出た時には満開でした。昨年は殆ど花が咲かずで、やっぱり兄が父を送るためにたくさん花を咲かせたんだろうな、と思ったものです。母が昨秋亡くなったためか今年もたくさんの花を咲かせていたようで、先日の法事の際に少し花が残っていました。

土地の周囲の柵、階段の踏み石、ガレージに入るドア。庭のコンクリート面に描いた模様、擁壁の塗装。
父が色んなことを自分でやるのを、私は見ていました。
工学部電子工学科に行きたかったけど様々な事情で行けず、高卒で会社に入るしかなかった父。入社後に夜間で大学に通いました。夜間では工学系が選べず、経済にしたそうです。
自分で手を動かして物を作るのが大好きでした。
それを見て育った私もものづくりが大好き。メーカーに就職してものづくりに携わっていますし、家具を自分で作ったりしています。

バス停から近く、前の道路も広く、とても広い車庫もあり、ひな壇になっていて道路からも見えず、日当たりもとっても良い。売ろうと思えばソコソコの値段で売れるでしょうし、古い実家を置いといても資産としては何の価値も産まない。分かっている
のですが、一度売ったらもう取り戻すことは出来ない。実家を売ると、多分もう実家のあった地域に来ることもない。実家を売るというのは、色んな思い出を一緒に処分する、そんな気がしてい
ます。

まだ母の仏事もあるし、仏壇を持ってくる場所もありません。
管理をするのは手間ですが、しばらくこのまま様子をみたいと思っています。

しん
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来年度の予算策定 [家事]

このブログを読んでいて、そろそろ来年度の予算を立てないといかんと気付きました。
仕事の話ではなく、家計の話です。

漏れなくダブりない家事の方法
http://blog.ladolcevita.jp/2014/11/21/mece_housework/

我が家では愛する妻が家計管理を放棄(破綻ではない)したので私がやってます。このブログによると、

Facebook CFOのシェリル・サンドバーグが著書『LEAN IN(リーン・イン)』で、
うちの分担はトラディショナルよ。 夫がクレジットカードの支払いなどファイナンスを担当して、私が子どもたちの誕生日パーティーを企画したりするの。
と言っていたので、標準的な分担ではないかと思います。
だそうです。家計管理は女子の仕事かと思ってたら、男子の仕事なんですね。

毎月の管理は面倒なのでしてません。私がやってるのは年間のイベントやら税金やら何やらの支出を見てざっくり年間の支出総額を計算すること。
で、互いが毎月いくら負担するかを決めます。
私の額が決まったらそれを引き落としに使ってるメイン口座に振り込む。

後は買い物のほとんどを負担してる妻が妻の分担分から支払う。いくら使ってるのかは知りません。足りなければ文句を言うでしょうし、言われてないからいいのかな、と。

家計管理は面倒だけどマネジメントなのでやり方を考えてしっかり回さないと。
実家が全然出来てなかったので自分の家庭はしっかりやろうと頑張ってます。

マネジメントが出来てなかった実家の片付けはまだ終わりませんからね…

しん
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母の葬儀 [家事]

母のお通夜と葬儀が終わりました。
喪主でした。
母は家族葬で良いと言っていましたが、お会いしたことはないけど良く話に出てくる又はお会いしたことはあるけどもずいぶんご無沙汰している、母の友人の皆さんにお世話になったお礼を一言したかった。生前の母には言わなかったのですが、御近所の方々、趣味で続けていた英会話、大学からの仲良しグループとわかる範囲にはお声掛けしました。
たくさんの方に来ていただけました。特に、44年住んだお家の御近所の方にはとてもお世話になったので、是非お礼をしたかった。来ていただけて嬉しかったです。
もちろん親族の皆さんにも出来るだけ声をかけました。

父が亡くなる前はあまり話せなかったのですが、母とは沢山、本当に沢山話すことが出来ました。なので、最後の挨拶では話したいことも沢山ありましたが、式の都合もあるので母の幼児期の濃密な体験だけを紹介しました。

母の友人の方々に、もっと母のことを知っておいてもらいたい。
そんな気持ちで話しました。
もう二度とこんな機会はないでしょう。
伝えることが出来て嬉しいです。

これからは家の片付けと山ほどある手続きです。会社を木曜日まで休んで頑張ります!

しん
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家事の割合 [家事]

最近、愛する妻に教えてもらった日経DUALという共働き夫婦向けのサイトをよく見ています。
共働き向けだけに家事をどう回すかについての記事がたくさんあります。
家事負担の割合がよく議論されています。良くやる人はすごーくやっているので、私の割合がどの程度なのかよくわかりません。

実際のところどう感じているのか、妻に聞いてみました。

俺って家事何割くらいやってる?

うーん、3割くらいちゃう?

おおー、意外と高いッ!
愛されてるやん、俺。
満足満足。

しん
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梅を干す [家事]

image.jpegフェイスブックには上げたけどブログにも。

実家で梅を干しました。
母の調子が悪くて連休の間、実家で過ごしていました。暇なので、庭木を切ったりゴミを出したりご飯作ったり芝生の雑草を刈ったりしてる中で、漬けてる間にカビてしまった梅をカビから救出したのです。
おぞましい厚さのカビでした。
日向のコンクリートの上に放置し、丸一日晴れてたのに死なないカビは初めて見ました…

救出した時に話を聞くと、関西では梅雨明け後の晴れが続く日に3日干すと良いのだとか。

ふむ。

と思ってたら梅雨明け宣言が。

おお。こりゃ。

ということで、翌朝干してみました。
小梅が2キロ。

新聞紙を敷いてすだれを敷いて並べます。

暑い…

何とか並べてしばらく他の家事を。帰ってきて裏返す。バラバラに並べたので裏返したのがどこまでかわからなくなります。(笑)

で、他の用事で出かけました。

帰ってきてまた壺に移します。プラスチックの壺を使わないのが母のこだわりなんだとか。重いよ。

で、全部入れたところで小雨が急に降ってきました。
待っててくれたみたいです。(^_^)

半日しか干せていませんが、また母の梅干しを楽しめそうです!

しん

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神戸市民の嗜み、釘煮を炊く [家事]

photo1.jpg私がお迎えだった水曜日、帰りにスーパーに寄りました。

生の新子が半額で1kg250円です。

なにぃー!今日は愛する妻が遅いのに!釘煮食べたいぞ!

むむむむ…仕方ない、いけー!

と買ってしまいました。妻にレシピ教えてとメールを送ります。

荷物を家に置いて、お迎え行って、帰って来て。

さあ。

返事来ません。

飲んだくれているにちがいない。

仕方ない。クックパッドでレシピを調べます。たくさんあり過ぎです…
頑張ってランク1位の奴を探し出して。

生姜 60g
砂糖220g
みりん100g
酒 100g

煮汁を合わせて煮込みスタート。砂糖が溶けて沸騰したら軽く洗った新子投入。しばらく泡をぶくぶくさせたら吹きこぼれないよう火を調整。後は煮汁がなくなるまで煮るだけ。
ちょっとずつ煮汁がなくなっていくのでずっと見てる必要もなく、ゆっくり晩御飯を食べながら時々見に行きます。

写真は煮る前、途中、仕上がり前です。

2時間煮込んだところで妻帰宅。まだ少し煮汁が残っていたので火を止めるよう頼んで寝ました。

朝起きたら。

おおー。出来ている!

素晴らしい。

はじめて垂水で釘煮フィーバーを見た17年前の衝撃は今でも鮮明です。
神戸に住み続けると色んな知識が蓄積されてきます。
1)佃煮ではなくて釘煮と呼ぶ。
2)釘煮用のいかなごを新子と呼ぶ。
3)買ったその日のうちに炊かないといけない。
4)漁が始まるとスーパーに山ほど並び出すザラメ糖、生姜、醤油、みりんにいかなご用パック。
5)調味料は山ほど売ってるのに肝心の新子は入荷したらすぐ売り切れるため(当日に売り切らないといけないのでたくさん仕入れないのだと推測)スーパーに並んでいるのにはなかなか出会えない。
6)熱い主婦は並んででも買う。
7)小さい方が高い新子の値段のバリエーションの大きさ。
8)閉店近くには半額以下で叩き売られる哀れな売れ残りの新子たち。
9)味付けが各家庭で異なりご近所さんで配り合う文化。
10)この季節はいかなごソングがずっとかかっている垂水駅前。
11)いかなごソングのベタな歌詞。
12)垂水で行われる いかなご祭。
13)よさこいで踊られるいかなごダンス。

神戸に住み始めて延べ12年。ついに神戸市民の嗜みを一つ手に入れました。
意外と簡単でした。

まあでも、男子が炊くというのは聞いたことありませんがね。

しん

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父の死 [家事]

父が息を引き取りました。

年始から病状は日増しに悪化していて、長くはないと感じていました。
前立腺癌と宣告されてから6年。
79歳でした。

完治する見込みのない状態で見つかり、色々な薬も試したものの数値は徐々に悪化していきました。
きつい抗がん剤を投与してきつい副作用に悩まされ、抗がん剤を諦めてからは日々進行していく癌との時間の闘いでした。
長く頑張りました。

お疲れさま。
今までありがとう。
ゆっくり休んで下さい。

しん
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