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神戸市民の嗜み、釘煮を炊く [家事]

photo1.jpg私がお迎えだった水曜日、帰りにスーパーに寄りました。

生の新子が半額で1kg250円です。

なにぃー!今日は愛する妻が遅いのに!釘煮食べたいぞ!

むむむむ…仕方ない、いけー!

と買ってしまいました。妻にレシピ教えてとメールを送ります。

荷物を家に置いて、お迎え行って、帰って来て。

さあ。

返事来ません。

飲んだくれているにちがいない。

仕方ない。クックパッドでレシピを調べます。たくさんあり過ぎです…
頑張ってランク1位の奴を探し出して。

生姜 60g
砂糖220g
みりん100g
酒 100g

煮汁を合わせて煮込みスタート。砂糖が溶けて沸騰したら軽く洗った新子投入。しばらく泡をぶくぶくさせたら吹きこぼれないよう火を調整。後は煮汁がなくなるまで煮るだけ。
ちょっとずつ煮汁がなくなっていくのでずっと見てる必要もなく、ゆっくり晩御飯を食べながら時々見に行きます。

写真は煮る前、途中、仕上がり前です。

2時間煮込んだところで妻帰宅。まだ少し煮汁が残っていたので火を止めるよう頼んで寝ました。

朝起きたら。

おおー。出来ている!

素晴らしい。

はじめて垂水で釘煮フィーバーを見た17年前の衝撃は今でも鮮明です。
神戸に住み続けると色んな知識が蓄積されてきます。
1)佃煮ではなくて釘煮と呼ぶ。
2)釘煮用のいかなごを新子と呼ぶ。
3)買ったその日のうちに炊かないといけない。
4)漁が始まるとスーパーに山ほど並び出すザラメ糖、生姜、醤油、みりんにいかなご用パック。
5)調味料は山ほど売ってるのに肝心の新子は入荷したらすぐ売り切れるため(当日に売り切らないといけないのでたくさん仕入れないのだと推測)スーパーに並んでいるのにはなかなか出会えない。
6)熱い主婦は並んででも買う。
7)小さい方が高い新子の値段のバリエーションの大きさ。
8)閉店近くには半額以下で叩き売られる哀れな売れ残りの新子たち。
9)味付けが各家庭で異なりご近所さんで配り合う文化。
10)この季節はいかなごソングがずっとかかっている垂水駅前。
11)いかなごソングのベタな歌詞。
12)垂水で行われる いかなご祭。
13)よさこいで踊られるいかなごダンス。

神戸に住み始めて延べ12年。ついに神戸市民の嗜みを一つ手に入れました。
意外と簡単でした。

まあでも、男子が炊くというのは聞いたことありませんがね。

しん

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