結果を出す部下

上司です。
新たな部下を雇用しました。
モウさんです。

あ、部下と言っても仕事の話ではありません。モウさんこと、モウセンゴケです。

ネームバリューとイカした外観に採用を決めたキングカズことウツボカズラ。
さすがキングだけあって、たくさんコバエがとまっていても動じずにツボを晒すだけ。人気はあって、常に3匹以上に囲まれています。
キングのツボにはフタがついていて、中身が見えません。
周囲から、コバエが減った気配はありません。

まあ、つまり、コバエを掃討して欲しいという上司の要求に見える結果を示せなかったのです。何匹かは捕まえているようですが…

そこで焦った上司はモウさんをピッチに投入しました。
モウさんは与えられた可愛い愛称とは全く異なるグロい奴です。伸ばした触手は赤く、先っちょに粘液らしき球が付いています。

購入時から既に何匹かキャッチしていたツワモノです。モウさんのグロいところは自身の見た目だけではありません。
コバエがモウさんにとまると粘液のせいで飛び立てなくなります。生きたまま離れられなくなり、そのまま栄養を吸い取るのです。捕まえられた哀れなコバエたちは息絶えた後もそのままです。うーん、グロい…
投入後1日で多数のコバエを掃討してくれました。結果をしっかり出せる頼もしい部下、のはずなんですが…

まあ小さい鉢なのでグロさもたいしたことありませんが、冬に家の中に入れるのはためらわれます…

ということで写真はなしです。

頼れる部下も難しい…

しん