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次女の卒業式に参列して感動する [育児]

次女の卒業式に参列してきました。

私は式典が苦手です。
自分にとって卒業式とは、友だちとの別れと新たな日々への期待を自分の中で感じただけの記憶しかなく、先生が決めた段取りで形通りに進める儀礼的な式典には興味がなく、感情移入できなかったのです。長女の時は中高ともにコロナで制限されており私は参加していません。会社を休んででも絶対に参加したいというタイプでもありませんでしたが、リモートワークで中抜けができ、自宅から学校までは徒歩五分ということもあり、軽い気持ちで期待もせずに参加しました。

今回の式は違いました。

長女の時ももちろんのこと、次女の育児に関しても自分なりに色々と考えて参加してきました。次女の友だちもたくさん知っていますし、その次女の友だちたちも私のことを次女の父だと知っていますし、その保護者の人たちも私のことを知っています。先生も私のことを知っています。

校長先生は最近来られた方で全く絡むことがありませんでした。美麗字句を並べたスピーチをされているのを聞いても特に何も感じることはなく、目の前にいる卒業していく生徒たちの活動につながる内容もなく、どこの中学校の卒業式に行っても学校名を変えてそのまま話せるようなものでした。ここまでは今までと同じです。

心を揺さぶられたのは、まず、PTA会長の挨拶でした。

先生への感謝、保護者への感謝のあと、子どもの友だちへの感謝、そして、全保護者が自分の子どもたちの友だちに感謝していることを代弁してくれました。

次女も、友だちを支え、友だちに支えられて、成長してきました。親だけではなく、先生だけでもなく、友だちに恵まれて大きく成長した子どもたち、その友だちたちには本当に感謝しています。そこを気持ちのこもった言葉で話してくれました。一回目の感動です。

次は式典を終えて子どもたちが出て行き、最後のホームルームをしている間に学年主任の先生が話された時です。

まだ若く、子どもたちに大変人気のある面白い先生だと聞いていて、何度も夕食の会話に面白い先生として出てくる方でした。

コロナの影響で出来なかったことがたくさんあったものの、子どもたちを無事送り出せたこと、子どもたちが翌日からいなくなる寂しさを、心を込めて、時には感極まって、話してくれました。

初めての学年主任だったかと思います。義務教育の最終年度である中学3年生は卒業後の進路も様々、体も大きく反抗期でもあり、学年主任は大変でしょう。生徒たちのことが大好きで、大きな仕事をやり切った、そんな思いを聞くことができました。感動しました。

私自身も色々とやってきたことが報われ、幸せそうな子どもたちを見ることができたことを思い、うるっときました。

育児を一緒にやってきた先生と保護者、その子どもたちが、一緒に人生の節目を幸せに迎えることができたことをお互いに感謝し合う、そんな中学校の卒業式でした。

難しい時期を終え、子どもたちは大人になっていく。

これからは親の介入は最小限となり、自分自身の人生を生きていくことでしょう。親にとって子どもの中学校の卒業式は育児からの卒業式でもあるように思います。

成長していく子どもたちに負けず、私もまだまだ成長し続けていきたいと思います。

しん
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